10/30の日記

17:04
スタイル用語(イタ〜オー)
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●イタリアンカジュアル(Italian casual)
イタリア調のカジュアルファッションの総称で、アメリカンカジュアルとは対比的で大人のカジュアルのイメージが強いのが特徴です。イタリアのミラノを中心とするカジュアルファッションなので、地中海風の鮮やかな色使いや大胆なデザインがメインになっています。スポーティーでカラフルなファッションが多いです。
●インポートブランド(an import brand)
海外から輸入されたブランド商品のことを言います。
●ウエスタンルック(a Western look)
アメリカ西部に見られるカウボーイやカウガールの服装から生まれたファッションで、カウボーイハットやウエスタンブーツ、ウエスタンシャツ、フリンジ付きのウエスタンジャケットなどが代表的なアイテムです。また、アメリカインディアンのスタイルでインディアンルックもこの中に含まれたりします。
●エンパイアスタイル(empire style)
ナポレオン第一帝政(1804〜14年)に見られたクラシックスタイルのことで、フランス語ではアンピールスタイルと言います。このスタイルは、ウエストを絞ってスカートを大きくふくらませたロココスタイルと異なり、古代ギリシャやローマの影響を受けた、細く直線的なシルエットでハイウエストやパフスリーブの付いたドレスが特徴です。短めのジャケットやショールなどとの組み合わせが見られます。
●オートクチュール(仏:haute couture)
フランス語で「特注の高級仕立て服」の事を指し、注文を受けてから造られる一点物のオーダーメイド服の事になります。高級洋裁(店)とも訳されます。ファッションビジネス界では、「サンディカ」と呼ばれるパリの高級衣装店(オートクチュール)組合(La Chambre Syndicale de la Couture Parisienne)に所属している店舗で造られた商品のみがこう呼ばれます。そして、パリとローマで年に2回(1月と7月)行われる「オートクチュール・コレクション」は、この組合に所属しているメンバーとメゾン(店)のみが参加でき、メゾン専属のデザイナーが顧客のために創作デザインを発表し販売するため、一般の注文服店や既製服店とは区別されています。義務としてショーを行い招待客やジャーナリストに公開しなければならず、ここから流行が生み出される事もあります。


ファッション

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17:04
スタイル用語(アバ〜アメ)
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●アバンギャルド(仏:avant-garde)
ファッションとしては先端的、前衛的を意味し、過去の概念を打ち破ったような革新的、奇抜なものを指しますが、あくまで正統性があり高い評価の対象となります。フランス語では軍隊の前衛部隊のことを言い、フランスで起こったダダイズム(あらゆるものの既成の価値を否定した破壊的運動)やシュールレアリスム(超現実主義で驚きの中に最大の美がある)などの芸術革命運動のことを指しました。
●アメカジ=アメリカンカジュアル(American casual)
広義にはアメリカ風の衣料品、またその着こなしのことで、狭義には1960年代の日本で流行したアイビールック(後のカジュアルトラッド、アメリカントラディショナル)を指すこともあります。明るく開放的なカジュアルルックのことで、ヨーロピアンカジュアルと対比的に使われています。一般的にはアイビー調のキャンパススタイルやカリフォルニア調のスポーツルックなどで、アメリカの大学生を手本にし、カジュアルでも清潔感のある学生らしさを感じさせるスタイルが特徴です。代表的なアイテムとしてはジーンズ、チノパン、スウェットパーカー、ローテクスニーカーなどがあり、他にサープラスと呼ばれる軍から払い下げられた衣料などもあります。 特にジーンズはアメリカンカジュアルの枠を越えて、定番のボトムスとしてグローバルに普及しています。
●アメトラ=アメリカントラディショナル(American traditional)
「アメトラ」という表現は「アメカジ」同様、日本独自の表現です。
元々はアメリカ東部で生まれた伝統的な服装の総称ですが、60年代にブームとなった、アイビールックやアイビーリーグモデルのスーツなどを指して呼ぶこともあります。また、コンチネンタルスタイルやブリティッシュトラディショナルなどと対比的に使われたりもします。
アメリカントラッドはイギリスの伝統的なスタイルの影響を受けアメリカで形成されたスタイルです。安定したライフスタイルを表現し、流行に左右されることがなく保守的かつ、ノスタルジックなものでした。


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17:03
スタイル用語(アイ〜アウ)
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流行のスタイルは年々移り変わりを見せ、発展していきます。以前流行したスタイルを模して《○○年代スタイル》と言うこともありますが、もとになったスタイルが昔風なだけで実際はその時代に合うようにデザインしなおされて新しい流行となっていきます。しかし、その基となっているスタイルがどのようなものだったのか分からない事ってありませんか?
今回は、"ファッション用語"と言うと大げさですが、現代に至るまでのファッションスタイルについて少し調べてみました。

●アイビールック(the Ivy(-League) look)
1950〜60年代頃の、アメリカ・アイビー・リーグ(米国北東部にある名門8大学の一群)の学生のファッション、ライフスタイルを指してこう呼ばれたことが始まりです。アイビー・リーグは、1937年に結成されたフットボール連盟の事を表す言葉として、ザ・ニューヨーク・ヘラルドのスポーツ担当記者が命名したものです。登録された8校は、いずれもレンガ造りの校舎とそこに生い茂る蔦(アイビー)がシンボルとなっていました。各校ともアメリカのエリートを育成する学校として名高く、生徒達は家柄も良く優秀な頭脳の持ち主で、将来は社会の指導者的な立場となる為、服装は保守的で、オーソドックスで、伝統的でありながらも着易く、活動的なものでした。それが、英国トラディショナルをベースにした、アイビーモデルでした。これがファッションとしてアイビールックと言われるようになったのは1955年のことでした。
日本では、アイビールックで銀座の「みゆき通り」をたむろしていたので、「みゆき族」などと呼ばれていた人たちもいました。「アイビールック」は、ブレザーとボタンダウンシャツをベースにした学生のファッションスタイルで、今でもボタンダウンに拘りを持っている人も多いようです。
●アウトレットストア(an outlet store)
「売れ残りの在庫品を大量に仕入れて、安売りをする店」と言うのが大儀のようですが、最近の動向はそうでもなさそうです。
もともとは1980年代に、アメリカの流通業界から誕生した新しい流通業(小売業)の形態で、「高級ブランド品」(百貨店などで高額でも販売可能なもの)や「メーカー品」(メーカーのブランド名を表示したもの)の衣料品やアクセサリーなどの、流行遅れ商品や通販のクーリングオフ品、実用上は問題のない欠格品(いわゆる「半端もの」「訳あり品」「棚ずれ品」など)を処分するために、工場や倉庫の一角に「アウトレットストア」と呼ばれる在庫処分店舗から始まりました。
これが転じて発生したのがアウトレットモール(outlet mallまたはoutlet centre)で、複数メーカーの直販店舗を一同に集め、多数のブランドや業種を揃えた利便性で購入者の選択幅をモール全体で拡大しています。
アウトレット店舗には、メーカーなどが自社企画品や自社生産品の直接販売を行う「ファクトリー・アウトレット」と、小売店がメーカーから仕入れた在庫品を販売する「リテール・アウトレット」の2種類があります。
日本では1993年に埼玉県入間郡大井町(現・ふじみ野市)にアウトレットモール・リズムが開業したのが最初でした。その後、地方を中心に建設が進み、今では全国に40ヶ所以上のアウトレットモールが続々と誕生しています。


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