ショート

□君のことなら何でも知ってる
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恐くて恐くて今日は眠れなかった。体中の全てが危険信号を出す。起きていないと彼が来る、眠ったらやって来る…!



「今日は、休みたい」



でも休む訳にはいかない。



「行って来ます」




迎えに来てくれていた不動君と一緒に登校。




今日、私は授業中少し、居眠りをしてしまった。少しノートに落書きをした。こっそり携帯をいじってみたり←(鼻歌だって歌った。




「サラ」


「ヒッ!あ、げげ、源田…君」



自然に私は後退りをしていた。



「今日居眠りしたろノートに書いたのはお前の大好きなキャラクターだったよな携帯いじっていつものお気に入りサイトも巡ってた鼻歌は元気になリーヨか」



私に喋る余地を与えてくれず、一息で全て言い切った源田君に覚えたのは、ただただ恐怖でしかなかった。



「なぁ、知ってるか?サラ、俺はな、」



お前のことなら何でも知ってる



私は恐くて走って逃げた。不動君が下駄箱で待っていてくれた。私は涙を流して不動君にお礼を言った。




「俺は知ってるんだ、お前がこの後不動に泣きつくことも、」





11.05.02
 

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