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□番い
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*カイセネで現代パロ?です
*支離滅裂な文章ですが、よろしかったらどうぞ↓↓↓
「もしも〜し!
セネルさんのお宅でしょうか?」
「携帯なんだから俺に決まってるだろ……
で、何か用か?」
「えへへ。実はね………」
「わーい!!お泊り!お泊り!!」
「騒がないでくれ……近所迷惑だろ。」
あのね、昨日から母さんが出張で出掛けてるんだ。
一週間くらい帰れないんだって。
だから、ちょっと淋しくって………
でね!セネルに電話してみたんだ!
そしたら………
「だったら、うちに泊まりに来ないか?
俺はいつも一人だから問題ないけど……」
そういうわけで、今に至る!って感じかな。
「セネルの家、なんだかいいにおいがするね。」
「へ?
別にお香を焚いたりはしてないけど……」
「そうじゃなくって、何か、こう……セネルのにおいがするっていうか……」
「ひ、人の家に来てにおい嗅ぐのはやめてくれ………
とりあえず、風呂はいったらどうだ?
その間に何かメシ作っとくからさ。」
「本当!?やったあ!!
じゃあ、お風呂入ってくるね!!」
「あんまり期待しないでくれよな。」
(セネルが作ったご飯かあ………)
「おいしいんだろうなあ……」
シャワーを浴びながら、考えていたことが口に出てしまった。
何気なく、シャンプーをとろうとすると、
「あっ!!」
このシャンプー、うちのとおそろだ!
うちにあるのはせっけんの香りだけど、セネルのは桃の香りだ。
手にとって泡立ててみる。
「わあ………いい香り………
これって」
(セネルのにおいだ…………)
なんだか幸せになる。
そんな甘くて心地好い香りだった。