Library
□恋色ポッキー
1ページ/2ページ
「ねえねえ!セネル!!」
カイルがコンビニの袋を持って目をきらきら輝かせている。
「な、何だ?どうかしたのか?」
そういうと、カイルが袋の中から何かを取り出した。
「じゃじゃ〜ん!!一緒に食べようよ!!」
取り出されたのはイチゴ味のポッキーだった。
ちょうどお腹が空いていたので食べようかと思っていたら……
「ん〜〜〜〜」
カイルがポッキーの片方をくわえて目をつぶってこっちを向いている。
「えと、カイル? これは………」
んっ、んっ、とポッキーをこちらに差し出しているので、何がしたいのかは理解できた。
(しょうがないな………)
セネルは目をつぶってカイルのくわえているポッキーを反対側からかじりはじめた。
イチゴポッキーを食べる二人の頬がポッキーと同じくらい紅かったのは言うまでもない。
(えへへ、おいしかったね♪)
(//// 二度とこんなことしないからな!!)
*
次はあとがきです