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□ルクセネ
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「くそっ!どこにいるんだ、シャーリィ……。」










またこの言葉。




つくづく妹を大事にしてるんだなあって思う。




なんでその妹探しにオレがつきあってるのかわかんねえけど。






「セネル!

ちょっと無理しすぎてないか?

昨日からろくに休んでないし。」



「大丈夫だ。心配しなくていい。」


まただ。



見るからに無理してるのに…



「ダメだって!無理したらできることもできなくなっちまうぜ!」


「そんなこと………な……い……。」

「セネル!?」

セネルは何か言葉を発しながらこっちへたおれこんでしまった。



頭に手を当てるとずいぶん熱かった。


「熱あるじゃねぇか!
だから無理するなって言ったのに……」



オレはセネルをおんぶしてどこか休める場所を探した。







「……ルーク…」


「ん?」



「すまない…」



ほんとだ!まったく…
あれほど言ったのに。


あれ?

でもほっとけないのは何でだろう?



「いいって。今は寝とけ。」


そう言うと微かな寝息が聞こえてきた。



ちょっと首に息がかかってくすぐったい。



はっ、早くどっか見つけねえとな!
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