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□はちみつ。
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カイル一行は、料理が当番制になっていて、今日はカイルの当番の日だ。
「ねえねえリアラ!何か食べたいものはある?」
「そうねえ……カレーがいいな!はちみつがたっぷりの………」
「てことは、甘口カレーだね!でも、はちみつって持ってたっけ?」
「あら!偶然こんなところにはちみつがあるわ。」(棒読み)
それは、みるからにかなりの量が入ってそうなはちみつのつぼ。
「私、取ってくるね!
きゃあ!」(棒読み)
「わあああーー!!!」
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「というわけで…………」
「リアラにはちみつをぶっかけられた、ということだな。」
「そんな言い方ないだろー?今日はリアラがカレー作ってくれるらしいし……うう、ベタベタするよお……」
不慮の事故?で頭から大量のはちみつをぶっかけられたカイル。
その時に通り掛かったジューダスにはちみつカイルのお世話を任されたのだった。
(それにしても………)
普段から脇やお腹など、露出の多い服を着ているが、服にははちみつがべっとりと付着していて服が身体に張り付いている。
金色の髪の毛からははちみつの雫がぽたぽたと滴っていてなんとも妖艶な雰囲気を醸し出している。
もちろん本人は無自覚だが。
「どうしたの?ジューダス?俺のことじろじろ見て。」
「いや……別にそんなことは……」
「そっか…やっぱり気持ち悪いよね……ベタベタだし……ごめんねジューダス。」
伏し目がちにそんなこと言うもんだから
ドン!
「ジューダス!?どうしたんだよいきなり!!」
床にカイルを押し倒したジューダス。
もう後戻りはできない。
「誘ってきたお前が悪い。」
はちみつがたっぷりかかったカイルの首筋に舌を這わせる。
「や……ちょ、ちょっとジューダス!ダメだよ!」
「甘いな、カイルの身体は。」
「そんなこと!……んああ!!どこ舐めてるんだよー!!!」
「うふふ。作戦大成功ね☆」
イヤホンをしながらカレーを作っているリアラはガッツポーズをした。
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