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□ルクセネ
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しばらく探していると木陰のある場所を見つけた。
「よし!ここでいっか…」
ゆっくり座ってセネルをおろしてやる。
仰向けに寝かせて毛布をかぶせた。
(気持ち良さそうに寝てやんの……)
隣に座って寝顔を見る。
かわいいなあ。
…はっ!Σ
男相手になに考えてるんだオレ!
「…ルーク…」
びくっ!Σ
へっ、変に意識しちまうじゃねえかよ!もうっ!
寝言と思って安心していると、セネルに腕を掴まれた。
!!!Σ
「ルーク…ルーク……」
何回かオレの名前を呼ばれた。
オレ、こいつを守ってやりたい。
なんでかはまだわかんねぇ。
けどなんだかそんな気がするんだ。
「もう無茶するなよ。」
白銀のふわふわ頭をやさしく撫でてやった。
すると、まだオレの腕をつかんだままのこいつはなんだか笑顔になってた。