Νovel

□純白に宿る命
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テイトは飲み込み早く夕方には字も少しだが漢字もかけるようになった


褒めてあげれば喜ぶテイトにアヤナミは可愛いなと思う



日曜日が過ぎて月曜日になりアヤナミは会社へ行かなくてはならない。テイトを会社に連れて行ける訳なくて昼の食事などを作ってアヤナミは会社に出かけた



テイトはアヤナミが会社の見送りをする際に淋しそうな笑顔で見送る


テイトが寂しく無いようにと早めに帰ろう。そうアヤナミは心に決め朝からテキパキと仕事をこなした


アヤナミが仕事に行ってる時もテイトは勉学に励んだ



文字を書いたり本を読んでみたりした…


「……」


空を見上げればもう夕焼け空だ。


アヤナミはさっさと仕事を切り上げる


職場の後輩やら同期達に食事を誘われたがアヤナミは自宅にテイトを待たせているので丁重に断りさっさと帰宅した



たったの数時間。ほんの数時間前に家を出たのだがアヤナミにとっては何十時間もテイトと逢っていなかったかのように思える


テイトはきっちり食事を取り限界でアヤナミを出迎えた…







毎日…そう毎日アヤナミはテイトと居る時間を大事にした



何か…何か自分の中で怖かったからだと思う



そう思いだしたのはテイトがアヤナミの前に現れてから三ヶ月過ぎてからだ



三ヶ月を過ぎてからテイトは元気が無くなったのだ



何故かは解らない…


日に日にテイトは食事もあまり食さなくなった



本人に聞けばあんまりお腹空いていないと微笑んで話した



○○○



そしてテイトが現れてから半月が経った


6月25日



アヤナミは仕事でテイトに食事を作り置きをして出かけた


いつものようにテイトはアヤナミを見送る



「いってくる」


「いってらっしゃいアヤナミさん」


若い新婚さんのようにキスをしてテイトを見送る



今日だけは違った


テイトはアヤナミの背が見えなくなるまで見送る



アヤナミが右折し背が見えなくなる



「……さよう…なら」



想いが具現化した精霊…テイトは涙を流し部屋に戻りアヤナミから教わった言葉で感謝の手紙を書いて涙を流しアヤナミが帰ってくる前に消えた―――…



それから数時間経った後に帰って来たアヤナミは姿の見えないテイトの姿を探している内に手紙を見付け読む


決して綺麗とは言えない字で感謝の言葉が綴られていた



短い時を過ごしたがテイトと過ごした日々は毎日が充実していて――――…






そこでハッとアヤナミが目覚めると目尻からうっすらと涙の後があった


現実か解らないアヤナミは携帯を取り出しスケジュールを見ると日付は12月25日



日にちも経った一日しか経っていない。あれは夢だったのか?


アヤナミはテイトの化身とも言える花の傍に行くが買って来たままだ



花の傍に立つとクラリとする


額に手で熱を測る少し…いやかなり熱い


どうやら熱があるようだ…


夢心地だったアレはきっとサンタからの贈り物とアヤナミは普段は思わない事を考え再びベッドに入り瞳を閉じた




MERRY X'mas





○○○○
思い付きネタ。あんまりストーリーせいがない…


とりあえずX'mas小説強化月間中。
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