Νovel

□恋に堕ちたら番外編
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ミカエルは最近とてつもなく面白く無い。理由は一つテイトだ。双子の姉に彼氏が出来た(勿論ミカエルは認めてないが)



テイトはアヤナミの素性を知らない(というか気付いてない)テイトの中ではアヤナミは軍に所属する一兵士程度にしか思って無いだろう


ぶっちゃけアヤナミは軍のトップ…とまでは言わないが偉い立場に居る


前々からだがテイトは鈍い。とてつもなく


何せナンパしてきている相手をナンパだとは思わ無いクラスにだって明らかにテイトに好意を持っている相手すら気付かない

とにかくミカエルはテイトに近付く奴は消して行ったしテイトを守った


今までテイトに一番近いポジションに居たのはミカエルなのに最近は新参者(アヤナミ)にテイトが奪われた


そうミカエルの瞳が届かない場所で


「…ムカつく……」


「おうミカエル…今日はいつもに増して機嫌が悪いな、どうせテイトだろ?本当シスコンだよなぁお前って」


「…煩い…私はなテイトを心配してだな」


テイトとミカエルの親友ミカゲ


彼もまたテイトを狙う一人だが最近は諦めついたのか分からないがテイトにラブサインを送らなくなった



「俺凄いミカエルを尊敬するわー…で?テイトの恋人見たんだろ?どんな奴なんだよ?!」


「恋人?私は恋人は認めてない。テイトの周りに張り付いたハエだハエ!」



ミカゲはハイハイと聞き流してミカエルに聞けば軍のお偉さんと聞き驚く


「まじか!すげぇなテイト。もしテイトがその軍のお偉さんの所に嫁に行ったら俺の胸を貸すぜミカエル。お前号泣しそうだし」


「…ふん…私が泣くはず無いだろう!まずその前に奴との結婚許す訳がない」





「…さぁて…それはどうだろうなぁ?」


ミカゲはそう笑っていると


「おーいミカエル!ミカゲ今からご飯にしない?」


話の的だったテイトがブンブン手を振りながらニコニコして走る


今まで不機嫌だったミカエルはテイトの姿を見て機嫌が良くなり


傍から見ていたミカゲはミカエルは犬みたいだなぁと思った


「本当テイトが嫁にいったらどうなるやら…」


ミカエルに続きミカゲもテイトに向かって走る





その何年後にミカエルが泣くというのは別の話
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