SS-鳴門-

□苦労忍A
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【お前の休暇は俺のもの】


「どう考えても先輩がボケるべきです!!常識のない先輩にツッコミは無理ですよ。」
「俺は常識人だ!!テンゾウがボケろ!!こういう時は先輩に従え!!」

先輩、もう帰っていいですか……ボクはこんなくだらないことに貴重な休暇を潰したくないんです。今までの話の感じから、ボクがボケじゃないことぐらい気付いてますよね?そろそろ諦めて下さいよ。大体先輩は天性のボケ体質です。何せ天然ですから。それはボクが保証しますよ。

「先輩はなぜツッコミにこだわるんです?」
「そ、それは……」
「それは?」
「テンゾウに突っ込んでいいのは俺だけだから……キャー言っちゃった!!」

…………。あー、幻聴が聞こえる。ナルトとサクラはすごいなぁ。もしボクの師がこんな変態だったらきっと木遁で串刺しだよ。サスケ、君が里を抜けた本当の理由が分かったような気がするよ。ボクも里を抜けようか……。

「テンゾウ!!おい、コラ、ボケゾウ!!人の話聞いてるの!?」


“ぶちっ”


「えっ?さっき“ぶちっ”て音しなかった!?」
「誰がボケゾウですか。」
「テ、テンゾウ?」
「いい加減にしないと先輩のケツにボクの檜ぶち込みますよ。たしか先輩の後ろは処女でしたよね?ボクは優しい接し方が好きなんですけど、先輩には恐怖を植え付ける方がよさそうです。痛いですから覚悟して下さい。」
「ごめんなさいっ!!テンゾウ許して……それに俺攻めキャラだし…ね?」
「もう遅いですよv攻めキャラとかどうでもいいですし。」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!!!!」


恐怖を植え付けられたにも関わらず、駄々をこねた先輩に根負けしたボクがボケることに。
まあ、捻じ曲がった先輩の根性が少しだけ改善されただけ良しとしよう。
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