Free!

□amour
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渚「海ちゃーん」


校舎の広い廊下を曲がったら、僕の愛しの人の後ろ姿が見えた


『あっ、渚』


くるっと振り返った彼女は、僕を見てすぐに笑顔になった

ほんと、可愛い!

振り返り美人って、海ちゃんの為にある言葉なんだろうなぁ

そんなことを直に思っちゃう僕は、彼女に夢中なのかもしれない


「じゃっ、後はごゆっくり〜」


海ちゃんの横を歩いていた子は、僕を見て気を使ってくれたのか何処かへ行ってしまった

急な友達の対応に戸惑いつつもお礼をしっかりと伝える海ちゃんからは、育ちの良さがうかがえる


『どうしたの?』

渚「うーんっ、用事はないんだ。ただ、海ちゃんが見えて気がついたら名前呼んじゃってた」


もうって、肩をすくめながらも僕に優しい目線を送ってくれる彼女


渚「そうだっ。今日は部活もないし、一緒に帰らない?」

『うんっ、いいよ』


ハルちゃんとマコちゃんは、明日からの修学旅行に備えて部活はお休み

怜ちゃんも眼鏡を新調する為に早く帰っちゃったしで、ラッキー


渚「鞄もって来るからまっててね!」


ここは3年生の教室の前で、僕は2年生

だから、海ちゃんより一つ年下の僕は自分の教室まで鞄を取りに行かなくちゃいけない


『大丈夫だよ。私も一緒に行くから』


そう言って直に自分の鞄を教室から持って来た彼女は、お待たせって言って僕の教室の方へ歩き出した

優しいなぁ


渚「海ちゃんも明日から修学旅行かぁ」


数日会えないことが、こんなにも寂しく感じるなんてね


『お土産なにがいい?』


旅行へ行く本人はワクワクとした表情で、待ってるだけの僕とは感覚が違うらしい


渚「…」

『…渚?』

渚「あっ、ごめん。すぐ鞄持って来るね!」


丁度着いた自分のクラスへ駆け込むことが出来た

いけない、いけないっ

笑顔でいってらっしゃいって、言わなきゃいけないのに!


渚「お待たせっ!えっとねぇ、お土産は海ちゃんが旅行中に一番楽しかったものを連想できるものがいいな」

『えっ、なんだか難しいお土産だね』

渚「その方が、旅行先でも僕のことを考えててくれるでしょ?」


なんて、ちょっぴり恥ずかしいことを言ってみたけど、本心なんだから仕方がない


『分かった!楽しみにしててね』


意気込む海ちゃんを見て、嬉しさと引き換えにまた少しだけ虚しさが過る


渚「もう荷造りは済んだんだよね。じゃあ、ちょっとだけ僕の家寄ってかない?」


海ちゃんの家から僕の家まで、徒歩10分くらい

近所である以前に、親同士が友達だからしょっちゅう互いの家を行き来している


『ちょうどお姉さんに借りる予定のものもあるし、行く!』

渚「んっ、何を借りるの?」


おもむろに顔を逸らされ、なんだか聞いちゃいけない気がして、僕もそれ以上聞くことはしなかった


すっごく気になるけど…

海ちゃんに嫌われちゃうようなことはしたくないし


『…お姉さんが大学受験に使った参考書だよ!』


ぜっったい嘘だ

間がありすぎるよ!


渚「そうなんだ〜、受験生は大変だね。でも海ちゃん頭良いんだから心配なさそうなのに」


流したけど、海ちゃんって嘘つくの分かり易すぎるっ!!

そこが可愛いんだけどっ


そんな何気ない会話をしていたら直に家に着いて、僕の部屋へ海ちゃんを通した


『渚の部屋って落ち着くよねぇ』

渚「そう?通い馴れちゃったんじゃないかな」

『そうかも』


えへっ。って笑う海ちゃん

ほんっと、可愛いっっ!!


ちょうどベットに座ってるし

押し倒していいかなぁ…っ






うんっ、いいよね!!


『ひゃっ、渚!?』

渚「びっくりした?」

『もーっ、当たり前でしょ』


ぷくって頬を膨らませちゃって、お魚みたいで可愛い

その頬を人差し指で押してみたら、ぷにぷにしてて柔らかかった


渚「ねぇ、シよ?」

『…明日、修学旅行なんだよ?」

渚「だからだよ。数日間海ちゃんに触れられないから、今その分触れておきたいんだ」


ちゅって首筋にキスを落としたけど、海ちゃんは何の抵抗もしなかった

寧ろ、了承するかのように僕の背中に手を沿わせてきた


渚「いいの?」

『うんっ、私も渚に触れておきたい』


恥ずかしそうに言う彼女の唇と首筋に何度もキスを落とし、はっと気がついたら既に口内も堪能していた


渚「旅行先では、極力男と行動しないでね」

『んっ、グループの男の子は七瀬くんと橘くんだから大丈夫』

渚「なら安心だけど…2人が羨ましいなぁ」


僕があと1年早く生まれていたら、海ちゃんと修学旅行を楽しめていたのかもしれない

そう思うと、ちょっぴり悔しかった


『ひゃっ』

ブラウスの下から手を入れて、柔らかい膨らみに触れる

撫でるように触れていても、感度の良い海ちゃんは声を出してしまって、僕の家族に聞こえてしまわない様に唇を噛んだ


渚「せっかく綺麗な唇に跡がついちゃう」


海ちゃんの唇を僕の唇で塞ぎ、噛んでしまわない様に口内を犯し続けた

すると、エロさの増した声が僕の耳だけに伝わる

僕の下半身はもう痛い程に反応していて、ズボンの上からでも分かる程に山をつくっていた


渚「わぁっ、もうパンツ濡れてるよ」


スカートをめくってみれば、可愛いレースの下着に大きなシミが出来ていた


『言わないでよぉ』

渚「ごめんね。海ちゃんも興奮してるんだって思ったら、つい嬉しくって」


密部をなぞった後、ゆっくりと指を入れてナカを掻き回し始める

すると次第に身体捩り出して、一番反応の良いところを攻めればぷしゃっと透明な液体が吹き出した


渚「わぁ。たっくさん潮吹いちゃったね」


びちゃびちゃになったシーツが視界に入って

そしたら僕もうずうずしちゃって、海ちゃんの太ももに自身を押し付けて快楽を求めてしまった


『んぁ…渚っ、どうしたの?』


うるうるとさせた瞳で聞かれて、僕…もう我慢できないっっ!


渚「海ちゃんっ、僕っ…」

『いいよ、渚』


その言葉が頭に入ってから動いたのか否か、ベット脇に常備されているコンドームを乱暴に取って自身に装着した


渚「入れるね」


密部に先端を擦り付け、入口を確かめてからゆっくりと自身を沈めた


『んんっ、入った…?』

渚「うんっ。すんなり入ったよ」


行為を始めた当初は女の子の密部の入口もよく分からなかったし、ましてや海ちゃんが痛がる顔を見るのが嫌でなかなか挿入することが出来なかった

だけど、今はこんなにも快楽に浸れるようになってしまった


渚「んっ、海ちゃんのナカ…すっごくきもち良いよっ」


腰を何度も打ち付けて、根元までしっかりと沈める

きゅっと締まる密部が僕に刺激を与えて何度も危なくなるけど、もう少し海ちゃんと一緒に快楽に浸っていたくて我慢する


渚「はぁっ…んっ、あっ、ごめん」


だけど、そんなに長くは持たなくて…


渚「僕っ…でちゃうっ!」

『うんっ、なぎ…さ』


びゅっと何度かゴム越しに欲を吐き出し、全て出し切ってから海ちゃんの横に倒れ込んだ


『渚かわいいっ』

渚「なに言ってるの、海ちゃんの方がかわいいんだよ」


ぐりぐりと柔らかい胸に頭を押し付けて甘えてみれば、優しく頭を撫でてくれた


『それより、渚の抜かないの?』

渚「もう少し…海ちゃんのナカに入ってたいって言ってる」

『誰がよっ』

渚「僕の此処」


くすっとお互いに笑ってしまい、僕のが萎えてしまうまで暫くこの余韻を楽しんだ




明日は笑顔でいってらっしゃいって言えるよう、もう少しこのままでいさせてね



ーamourー
翌朝 『朝早いのに、お見送りありがとう』渚「楽しんで来てね!それと、僕も海ちゃんちゃんの受験勉強に貢献しようと思うんだっ」『ありがとう、渚』渚「いえいえ。まず旅行から帰って来たら、お姉ちゃんから昨日借りてた「彼氏を潮吹きさせちゃう方法」っていう参考書のやつを手伝ってあげるからね」『なっ!?なんで知って…』渚「きのう僕が部屋を一旦出たとき、慌てて海ちゃんがその本をタオルで包んでるのみちゃったんだよねぇ〜」『…その参考書、渚が見たこと後悔するくらいみっちり勉強してきちゃうんだからっ』



END
 

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