幸村くんの奮闘日記

□P8
1ページ/3ページ


なんで、

どうして…




幸「さぁ、海羽

遠慮しないで上がってよ」




私は何故か、精市くんの家に来ている



何故…。



幸「海羽も大変だよね

両親共働きで、夕飯がいつも一人だなんて」




あぁ、そうだ



私がいつもの様にスーパーへ寄って帰ろうとしたら、連合されたんだ



一人じゃ寂しいだろ?って




内心、いやいや

いつものことなんですけどっ


って感じよね。





『お邪魔します』



幸「ちなみに俺たち以外、誰も家にいないから」



えっ


あっ、恥ずかしい



私はてっきり、幸村家でご馳走になるのかとばかり…



『なんで私を家に呼んだの?』


幸「一人より二人で食べた方が楽しいだろ?」




『…食べるものは?』




幸「出前とろうよ

ピザとか、寿司とか」




『…キッチン借りるね』



幸「えっ、作るの!?」



『だめ?』



幸「と、とんでもないっ!

海羽の手料理が食べられるなんて、最高だよ」




『仕方なく作るんだからねっ』



だって、出前高いじゃん




『今日は特別だよ』



次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ