名探偵コナンT


□〜本当のコト〜
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園子の友達のバイオリンの発表会があって

その帰り道
オレは蘭と園子の3人で道を歩いていた。


すると途中、園子が本屋に行くと言ってオレ達と別れ…
夕焼けの赤色を浴び、ハラハラと葉を落とすイチョウの並木道に
蘭と2人になった。




「すごかったね〜♪
バイオリンの演奏!!」
「本当だねー…」

「けど私…
新一のバイオリンも好きなんだ〜

あの音…
新一しか出せない…
不思議な音色…」

そう言って蘭は…
懐かしい記憶を思い出すかのように、
遠くを見ていた。




蘭…




すると蘭は、笑って言った。
「コナン君は…
聴いたことないかな?
ごめんね〜
あっ!!ねえ♪
お腹空かない?」
「え?うん…
お昼ごはんが早かったから…
少し空いたけど…」
「じゃあ…
そこのファミレス行かない?」
「そうだね」

そしてオレと蘭は、
近くにあったファミレスに入った。


「まだちょ〜っと夕ご飯には早いけどね〜
コナン君は何にする?」
「蘭ねぇちゃんは?」
「私?
私は…イチゴパフェ…食べたいんだけど…
1人じゃ食べきれないな…」
「じゃあ…
一緒に食べない?」
「いいの?コナン君、そんなので足りる?」
「うん!!」


なぜかわからないけど…

あまり食欲がなかった


[食欲の秋]なんて

嘘なのかもしれない…


蘭がオレの話をする時の

あの目を見ると…


なぜかこう…

いてもたってもいられなくなる…
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