小説
□I can only do it.
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「あー!!雪女だー!!」
廊下を歩いてると呼び止められて、振り返る。
「馬頭丸。牛鬼様。」
馬頭丸と牛鬼様がいた。
「ねぇねぇ?雪女。ご飯まだぁ??」
私は苦笑してしまう。
牛頭丸とは違って馬頭丸はあどけない。
本当に同じ環境で育ったのかしら?
「もう出来てるわよ。早く行けば?」
「そうするー♪♪牛鬼様も早く来て下さいねぇー!」
馬頭丸はそう言うと足早に駆けて行った。
「牛鬼様もお口に合うかわかりませんが、召し上がって下さい。」
牛鬼様は私をじっと見つめる。