小説庫
□食べない悪い子。
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「起きてってば!」
「ん・・・・・・」
「ケーちゃん!」
「う・・・あ?」
日曜にも関わらず、朝早くに目を覚まされたせいで、俺はまだまだ眠い。しかし、目の前に現れた少女の姿に一瞬で目が覚めた。
「っキャンデ?! 何でここにいるんだよ!」
「何でって・・・昨日おばさんから説明されなかった? 今日からおばさんたちが出かけるって」
「え・・・あ。」
「・・・思い出したみたいね」
「・・・・・・」
こうなった経緯を思い出して、俺はぐったりと頭を掻いた。