小説庫

□あらすじ
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 中学生の清水 敬太は、ある日、幼馴染である薫とケンカをしてしまう。しかし、謝る暇もなく騒ぎに気付いた教師がやってきて、仲直りもしないまま敬太はその場を逃げ出した。

 辿り着いた水道で、敬太はふと何かにつまづいて転んでしまう。そして、顔を上げると同時に謎の機械に吸い込まれ、彼は意識を失った―――。


 目を開けた敬太が横たわっていたのは、見慣れないのどかな草原だった。わけもわからず困惑する敬太のもとにキャンデという少女が現れ、この異世界、フードムの住人だと名乗る。現状の把握のできていない敬太は彼女と行動を共にすることになる。


 二人が夜を過ごすために辿り着いた場所は、とある伯爵の屋敷だった。我侭で傲慢な伯爵に苛立ちを募らせた敬太が、とうとう堪忍袋の緒を切らせて殴りかかろうとしたが、コーアという魔女によって二人まとめて閉じ込められてしまう。


 ついに決意を決めて脱走を図った二人は、しかし伯爵のシモベ達によって捕らえられてしまった。絶体絶命で敬太は諦めてしまったが、そこでキャンデが敬太の代わりに戦い、更にキャンデの男気に惹かれて伯爵を裏切ったコーアの応援でフランクフルトンを倒す。しかし、敬太のあまりの情けなさに失望した敬太とキャンデの間には溝ができていた―――。


 
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