砂 時 計

□淳-sunao-
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落ちてゆく

落ちてゆく


さらさらと…


それは流れゆく日々のように


僕の体内を駆け巡る血潮のように




あいつの、命のように。



僕の手から少しずつ零れ落ちてゆく


はかない、時の粒たち。





僕は、それを握りしめて零れ落ちないように今日を生きている。





―砂時計―
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