復活
□この世で一番怖いもの
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「***！大丈夫!?」
デジャヴ…また誰かの声に目を開ける。
また同じように誰かが肩を掴んでたけど…さっきとは違う、優しい手…。
「ツ…ナ、くん…」
「わっ!?みっ未来で何かあったの!!?」
私の顔を見ると、いきなり慌てだし、拙い動きで私の涙を拭い取った。
……涙…？
ぺタ、と頬に手をやると、確かに湿っている。
どうして泣いているんだろう…。
未来で、何か大事なことを聞いた。
それは、あまりにもショックで、こうやって忘れたくなるようなことで、泣きたくなるようなこと。
「…覚えてない」
けど…なんでだろう……涙は止まらなかった。
私は無意識のうちにツナ君の首元に手を回していた。
「わっ!?***!!?」
見えないけど、きっと真っ赤な顔して慌ててる。
「しばらく…こうさせて」
この世で一番怖いもの
それは、君がいなくなること。
end.