満月の夜に贈る歌
□復讐の女神
1ページ/10ページ
波乱のダンス大会が終了し、翌日は休校のため沙羅は自宅でのんびり過ごしていた。
沙羅「ふぅ…足が楽」
姉「でしょ?
あたしが小遣い貯めて買ったんだから、そのフットバス!
しっかり堪能しなさい!」
ああ、久々にお姉ちゃんがいい人に見える…
姉「明日はむくみ無しの足で歌月君のハートをつかむのよ!」
…気のせいだったか。
何でむくみ無しの足でハートをつかめるのさ…
姉「『ああ、あの細い足で沙羅は踊っていたのか…』ってなるからよ。」
沙羅「歌月はそんな変態じゃない!!!」
姉「ムフフ…」
何だかんだで、楽しそうな2人であった。
明日からまたいつものメンバーで楽しく過ごせる。
そして何よりも、歌月の歌を屋上で聴くことができる…。
沙羅は心を躍らせていた。