黒子のバスケ
□They are in love
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それは小さな頃の記憶…
『They are in love』
「イタッ!」
小さな俺は小さな公園で遊んでいた時に怪我をしちゃったんス
「ゔ〜」
小さな俺にとって膝を擦りむいただけでも耐えられ無い事だったんスよ
そんな時、
「だいしょうぶですか?」
「ふぇ?」
小さな俺より大きい男の子(初めは女の子かと思ったス)が話しかけて来たんス
その子は小学校の高学年ぐらいでまだ5歳の俺にはそりゃあとても大きく見えて怖かったス…
「あの…だいじょうぶですか?」
水色の髪の男の子はもう一度俺に問いかけたんス
「ふっ…ふぇっ」
「男の子が泣いてはだめですよ」
そう言って差し出されたハンカチに俺は驚いて後退りしたにも関わらず、その子気にしていない様子で
「どうぞ、使って下さい」
って言ってくれたんス!
流石に俺も警戒をといて
「ありがとう!」
俺が御礼を言ってにっこり笑うとその子はふんわり笑ったんス
その顔を見て初めて俺は一目惚れをしちゃったんス