忍びの卵達
□デートの誘い?
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「明日の休み、団子屋に行きませんか?三郎に甘くて美味いって評判の店を聞いたんですよ」
「お団子屋さん?いいね、僕、甘い物大好きなんだ」
「知ってますよ。大好きな先輩の事ですから」
俺がそう言うと先輩は顔を真っ赤にする。
もう、可愛すぎです。自分がいる場所が医務室で近くに食満先輩がいるから余計、恥ずかしいんだろうけど。
食満先輩、凄く居心地悪そうにしてるな・・・。
「なぁ、イチャつくなら別の場所でやってくれないか?眠れない」
「!?留さん、ごめん」
「こっちは怪我して動けないんだからイチャつくだけなら部屋に行けよ」
やっぱり、言われた。
予想はしていたから立ち上がって医務室から出る。
「明日、門の所で待ってます」
「う、うん。必ず行くよ」
襖越しに呟けば、返事を返してくれる先輩。明日が楽しみだな。
FIN
(先輩・・・大丈夫ですか?)
(あはは、僕の不運のせいかな?)
団子屋に行く途中で数回転び、牛の糞を踏む
そして、帰る時は豪雨に・・・