オリジナル

□はじまり
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私−月無夜々は当惑していた。
その理由が目の前にある物体・・・。楕円形の球体、喩えるなら、そう、まるで卵のような・・・
否、「ような」ではなく、まごうことなく「卵」なのである。「それ」は。
「それ」は上記に述べたような典型的な卵型(やや細身かもしれない)をしており、色は黄色が強い黄緑色、大きさは鶏の卵くらいある。
「それ」が私の部屋―田舎の一軒家の一部屋―に鎮座することになったのは、海よりも深く、山よりも高い壮大な理由が・・・・・無いのではあるが。
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