創造なる語
□いつもの日常が帰ってきたそうです。
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『See you赤い方の幸村と猿飛。』
『邪魔したな。』
『しばしの別れだな黒幸!』
『黒旦那宜しくぅ♪』
『・・・・・・』
黒幸村を見送り屋敷に戻る幸村と佐助。
やっといつも通りの日常になったーっ!
・・・という佐助を他所に幸村は
『・・・黒幸と政宗殿うまくやっていけるだろうか・・・』
・・・と黒幸村の心配をしていた。
旦那お母さんみたいー♪と茶化せば眉を寄せ
『し、失礼なっ!某はただ黒幸のことだから政宗殿に迷惑をかけるのではないかと心配しておっただけだ!』
・・・ってなこと言ってるけど。
それがお母さんって言うんだよ旦那(笑)
と心のどこかで呟いた佐助がいた。
『さてとっ!団子でもたべよっか旦那♪』
ついさっきまでご機嫌ななめだった幸村が団子という単語を口にした瞬間パァアッと顔が輝いた。
『だ、団子ッ!』
幼い顔が更に幼くなる。
もー・・・そんなかおしないでよー・・・いじめたくなるじゃんー・・・。
いじめたくなる・・・ではなく既にこの時いじめてやろうじゃないかと決意していた佐助であった。
『お待たせー♪』
手に団子の山を持ち幸村の元へとやってくる。