創造なる語
□Party Life!
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『奥州へWelcome幸村!』
『お邪魔致す!』
結果・・・
甲斐であーだこーだ色んな事があれからあったが。黒幸村は暫く奥州に預けられることになった。
いつもと違う風景。
少しだけ何故か緊張してしまう。
ぎゅるるる〜
『髪!?』
『Oh?幸村腹が減ったのか?』
そういえば何も食べてなかった。違うことに集中していた為腹の事なんか気にしていなかった。
『は、腹など空いておらぬッ!!』
『素直じゃねーなお前・・・もっとOpenに行こうぜ?幸村!』
そう言うと政宗は幸村の大好物な団子を見せびらかした。
微かにうっ・・・と呻く声がした気がした。
『せっかくお前の為に用意したんだけどなぁ・・・』
するとパクリと団子を口に頬張った。
ショボーンと黒幸村は俯いた。
ひとつひとつの行動が赤の幸村とはどこか違う可愛さを漂わせる。
『JokeだJoke!ホラよ!』
すると今度は団子を黒幸村の手に握らせた。
その瞬間見える筈のない獣の耳がぴょんと動いた風に見えた気がした。
『頂くでござる・・・・・・』
言ったと同時に団子を頬張る。・・・どれだけ腹空かせてたんだコイツ?