犬夜叉

□◎杜若につらふきみ
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「見て見てっ犬夜叉っ!!
水辺に白いハナショウブが咲いてるよっ!!」


かごめが水辺を指しながら、犬夜叉に笑いかけた。




「おい、そんなに突っ走ると、すっ転ぶぞ。

それに……それは、杜若ってんだ。」



犬夜叉が頭を掻きながら、かごめの後を歩く。




「ふーん、杜若…?

犬夜叉、あんたって花について詳しかったんだ……。」



かごめは水辺に腰を下ろし、犬夜叉の顔をしげしげと眺めた。



「な"……ち、違ーよっ!!


……ガキん時、お袋が教えてくれたんだよ。」


犬夜叉はかごめの後ろに腰を下ろし、かごめを抱えた。



























**************

「ーーしゃ。犬夜叉。」


「母上っ!

見てっ!花が咲いてる!!」


「犬夜叉、それは『杜若』という名の花ですよ。」


「かき…つばた…?」


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