犬夜叉
□◎杜若につらふきみ
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「見て見てっ犬夜叉っ!!
水辺に白いハナショウブが咲いてるよっ!!」
かごめが水辺を指しながら、犬夜叉に笑いかけた。
「おい、そんなに突っ走ると、すっ転ぶぞ。
それに……それは、杜若ってんだ。」
犬夜叉が頭を掻きながら、かごめの後を歩く。
「ふーん、杜若…?
犬夜叉、あんたって花について詳しかったんだ……。」
かごめは水辺に腰を下ろし、犬夜叉の顔をしげしげと眺めた。
「な"……ち、違ーよっ!!
……ガキん時、お袋が教えてくれたんだよ。」
犬夜叉はかごめの後ろに腰を下ろし、かごめを抱えた。
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「ーーしゃ。犬夜叉。」
「母上っ!
見てっ!花が咲いてる!!」
「犬夜叉、それは『杜若』という名の花ですよ。」
「かき…つばた…?」
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