小ネタ帳

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月詠





俺だけはお前を見ていてやる。





俺だけはお前を護ってやる。




掴もうとしたその影は静かに消えていった。
空振りした手は行き場もなく、地面に宛がわれる。
それを見て、必死に追いかけていたらしい。膝までも地面についていたことに今気づいた。
視線を上げると、そこには先ほど追いかけていた影は跡形もなく消えていた。
その瞬間、わっちの胸にポッカリと大きな穴があいた。
これだけ大きな穴が空いているのに、痛みなんかなくて、不思議と焦りもしなかった。



ただ…ただ…





絶望を感じた。







〈唯一頼れる拠り所が消えてしまうというのは、相当な喪失感があると思います。〉

2013/03/26(Tue) 01:04

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