小ネタ帳
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◆バレンタイン・キス
バレンタイン・キス@
太陽が昇り辺りを照らす。
大分長くなった赤い髪は光りに当たり明るさを増していた。
そんな中、手元をじっと見つめる。
そこには一つの箱。
リボンがで結ばれており、一目でプレゼント用だということが分かる。
「うー。」
思わず唸ってしまうのは今日という日が関係している。
世間一般では女の子が好きな男の子に想いを伝える日なのである。いわゆるバレンタインデーである。
義理や友チョコなど、お世話になっている人に送ることもあるのだが、クシナは悩んでいた。
こんなに悩むなら用意しなければ良かった…
もしくは、もっとたくさん用意すればよかった。
そうは思っても、今回クシナは手作りを用意した。たくさん作るなんて技量はない。
せっかくだからと勢いで作ってしまったこともある。
どちらにせよ、この手元にあるチョコをどうするか………
誰にあげようと思っていたかなんて、自分では分かっていた。
でも、恥ずかしさが勝ってしまいなかなか決心がつかないのである。
元々はっきりとした性格なのだが、こればかりはどうしよもない。
クシナはため息をついた。
2013/02/14(Thu) 00:44
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