天駆ける竜の乙女!

□episode.8
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「いたぞ!」

「待てっ」

「げっ海軍!?走るぞベポ!」

「アイアイ!」



なんてナイスタイミング!
2人、というか1人と1匹は両手に多くの荷物を抱えておりまともに戦える状況じゃない、ので



『アンタ達の相手は私よ!』

「お、お前は舞蝶のスミレ!」

「えっなんでここに...?」

『なんでもいいから早く行って!ここは私に任せなさい!』



状況が状況なのかただ単にテンションが上がってるおかげなのかいつもの人見知りが発動しなかった
うん、第一印象は良好・・・のハズ!



「えーとスミレ、だっけ?ありがとう!」



そう言って1人と1匹は走り去っていった
・・・しっかし、



『ベポちゃん可愛かったなぁwwシャチ君とは是非ともお友達になりたいっ!』

「お前はハートの海賊団の仲間か!?」



...チッせっかく人がいい気分になってたってのに
平のクセに生意気!



『(まだ)仲間じゃないわ
 でもあの人たちの邪魔をする者は何人たりとも咬み殺すっ!』



咬み殺すって1度使ってみたかったんだよね
そうしている間にも私は海軍に囲まれていた
そう言えば海軍相手にすんのは初めてだっけ



『さて、久しぶりに暴れますか!』



そう言うと同時に私は周りに単発式のマスケット銃をいくつも出す
単発の代わりに威力は強いというメリットを持つ
まぁ今装填されているのは麻酔弾だけど

私が戦う意志を示したのを確認した海軍達はいっせいに襲い掛かってきた



end



2013/01/18
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