天駆ける竜の乙女!
□episode.1
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まぁこうして冒頭に至るワケなんだけど...
『とりあえず誰ですか』
≪妾か?妾はアリシア家初代頭首アリシア・シェリー
天竜人のトップに立つ者じゃ≫
つまりチートってことですねわかります
話を聞いたところどうやら私はこれからそのアリシア家に転生トリップするようで
天竜人として表に出る時体を貸してほしいとのこと
でもそんなことはどうでもよかった
『っということはつまり生でローさんに会えるというワケですねうはははぱねぇww
エースやサッチだって助けられるかもしれないしうへへ』
≪...ずいぶん嬉しそうじゃの≫
『あったり前じゃないですか!だってローさんですよローさん!!うひゃひゃひゃひゃwww』
≪...まぁよい、そろそろ時間じゃ≫
どうやらもうすぐ第2の人生が始まるようでだんだんと意識が薄くなる
まるで寝落ちする時のようだ
≪それと、スミレにはある能力をつけておいた
スミレだけ戦う能力がなかったからのぉ≫
『えっ?それってどういう...』
≪...次からは敬語を外せ≫
その声が聞こえた直後再び意識がブラックアウトするのであった
―――――
―――
―
そして第2の人生が始まり10年後(え?早いって?気にしないでww)
あれからシェリーは出てこず私についたという能力がわからぬまま10歳になった
そんな私は今祖母、父母、そして10歳年の離れた姉と向かい合っていた
どうやらアリシア家では10歳になって初めてマリージョアから出ることができるしきたりらしく...まぁその話
「さて、この話は置いといて...」
あ、置いとくんだ
「やっと聞けるってワケだ!ねぇスミレ!スミレはどんな世界から来たの?」
...は?
「フフッ直球すぎよ...実はね?アリシア家は転生一家で...」
―生まれてくる子はみんな前世持ちなの
......そんなこと聞いてませんどうなってんですかシェリーさん
end