天駆ける竜の乙女!

□episode.3
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あれからちゃんとシェリーに能力のことについて教えてもらった
某魔法少女の黄色い人と似たような能力でいつどこでも銃器を出すことができる
弾も様々な種類が撃てるんだとか

私は来たる時のために修行をした
ばあちゃんやシェリーから覇気を教わり父さんからは六式を習った
元の世界では特に得意なことはなかったが今じゃ大体のことはほぼ完璧にできる
修行の合間には母さんから料理を教わった
なんでも花嫁修業らしい
料理が上手くなるのはいいが花嫁修業はちょっと、と講義したが
とても素晴らしい笑顔で



「好きな人がいるのでしょう?うふふふふ」



と見事なまでに私は捻じ伏せられてしまったのだ
母さんの中では会いたい人=好きな人と認識されてしまったらしい
間違いではないんだけどさ...
母さん最強説が浮上した瞬間だった


そして私には2人の専属メイドさんができた
ローズマリーとカモミールという双子の姉妹で人間オークションで私、正しくはシェリーが競り落とした
アリシア家には奴隷はいないが人間オークションを利用しないワケではない
他の天竜人と違うところは競り落とした人を“奴隷”としてではなく“家族”として迎えるところ
もちろん帰りたいと願えば船で送り届ける
まぁほとんどがここに残っているけど
ゲスいことに変わりはない

と言っても家族として迎えられた使用人はローズマリーとカモミールの他にメイドさんが3人とコックさんが2人だけ
アリシア家は少数精鋭なのである
それゆえに絆が深くお互いの信頼も厚い
少人数とはいえど一人当たりの戦闘力は高い
中将クラスなら問題ないくらいの強さ
まったくどんなチートの集まりだここは


さて、そんなこんなで数年経ったワケなんだけど...



『ポートガス・D・エース...』



最近エースの手配書が出た
つまりもうしばらくすると黒ひげが行動を起こす
さて...どうしたらよいものか......

ということで白ひげのクルーであった母さんに相談することにした



  
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