Past after present
□セーブデータ05
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カルミア西の森、クレアの家の前に立つ二人。
青髪の少年…ソードは左手でモリを持ちながらクレアに言った。
「途中で泣いたりしても知らないからな?」
「そっちこそ、命ごいしたって聞かないから。」
クレアは杖を構えて返答する。
その場に強い風が吹いた。まるで、これから起こる戦いの予兆のような激しい風である。
風でクレアのスカートがめくり上がりパンツが見えてしまったが、クレアはそんな事全く気にしていなかった。
ソードも別に気にしていなかった。
二人には羞恥心というものがないのであろうか。
…風がおさまり、嵐の前の静けさのような状態の中、二人はジリジリと互いに歩み寄っていった。
そして、パンプキンパイを廻(めぐ)る壮絶にして残酷な戦い(もう食われてしまっているが)が………
「じゃんけんぽん!」
「じゃんけんぽん!」
今、始まったのであった………
「あいこでしょ!」
「あいこでしょ!」
目を充血させて死に物狂いでずっと"パーだけ"を出すソードとクレア。
…二人とも、言わせてもらうが……超気持ち悪い。
「あいこで…しょおっ!」
「うぁい…こでしょ!」