Past after present
□セーブデータ04
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住人達に聞き込みをする事になり、フェンはチューブ型の容器に入った練りワサビを三分の一程吸うと……
「よしっ、んじゃアイツに話し掛けてくるわっ!」
と言って一人の少女の所に駆け出して行った。
「大丈夫かなぁ……フェン様、色々と頭おかしいし…」
音子は去り行くフェンの背中を見ながら、不安そうにごもっともなセリフを言った。
「まぁ、ここはフェンの腕を信じるにゃよ!」
……早速、フェンは少女に話し掛け………たかと思うと、背後に立っていきなり少女の体を両腕で拘束し、背中に付けた剣袋から光り輝く聖剣を取り出すと、それを少女の喉元に突き付けた。
「おい、命が惜しかったらとっとと町長の家の有りかを吐くんだな……」
何と脅しまでしていた。
(フェンてめええええええ!!!)
音子は今すぐにでも鎌でフェンの首を切り落としてやろうかと思ったが、少女がフェンに拘束されているので出来なかった。
音子は……"フェン以外"の人間には優しかったりする。
だが、フェンと音子とププは、その少女が言った返事に驚いてしまう。
「武器は持ってるだけじゃなくて装備しなくちゃ駄目よ」