novel

□呼んで
1ページ/2ページ

綱吉はまだ僕が怖い・・・?

「綱吉。」
「なんですか?」
「呼んでよ。」
「誰をですか?」
「…そういうことじゃなくて、僕のこと。」
「?…雲雀さん?」
「名前で、呼んでよ。」
「……ぅえっ?!!!」
「…そんなに驚くことないでしょ。」
ツナは、いきなりのことで顔が真っ赤になっている。
「ぁう…だって…」
「そろそろ、呼んでくれてもいいんじゃない?」
「だ、だって…」
顔を真っ赤にしながら俯く。
「ねぇ、つなよし…まだ僕が怖い?」
雲雀は、ツナの頬に手を添える。
「!そ、そんなことないですっ!!…そりゃあ前は、怖かったですけど…いまは、全然怖くないです!!ただ…まだ、雲雀さんのこと名前で呼ぶこと慣れてなくて…」
「じゃ、何回も呼んで慣れてみようか。」
「えぇっ?!///」
「ねぇ…呼んで…」
ツナの耳元で囁く。
「っ…///き、き…きょ、きょきょきょ……きょぅ…きょう、ゃ…さん///」
「くすっ…可愛い綱吉。」
「ひ、雲雀さん…///」
「恭弥、でしょう?」
「恭弥…さん///」
「今は、それで許してあげる。完璧に慣れたら、“さん”はとろうね。」
「うっ…はい…///」
「じゃ、ご褒美…」
「えっ…」
雲雀は、ツナにとろけるようなキスを贈った。

END

→独り言
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ