小説(古)

□愛してる
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「お願いです。」
獄寺は小さく呟いた
「10代目・・・。一言、一言でいいんです。オレを、オレだけを愛していると言ってください。」
「・・・で、きな、い・・・。」
「えぇ。貴方は前もそう言いました。・・・だからこうするしかなかったんです。」
「・・・・して。」
「?・・・じゅ」
「皆をかえして。」
「!!」
フラリとツナに詰め寄った
「オレだけを愛してると言ってください。」
「・・・・・・。」
「っどうして!オレはっ・・10年前から貴方だけを、見ているのに・・・」
崩れ落ちていく
「獄寺く・・・」
「いいです。」
「・・・聞いて・・・・」
「聞きたくありません。」
「ご、くで・・・」

「!!」
「一緒なんです・・・・」
「・・・・ぁ、ぅ・・・。」
脾腹から胸にかけて開き中身を取り出した
「これも、これも・・・全部、ぜぇんぶオレのなんです。」
動かなくなったツナ
それでも獄寺は止めなかった

  ほら、これでずっと一緒です
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