小説(古)

□独り占め
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最近髑髏がおかしい、と、思う

「ねぇ、ボス?私、ずっとボスと一緒に居たい・・・。」

「?」

「いい・・・かしら?」

「別に・・・いいけど。・・・どうしたの?」

「ううん。なんでもない。有難う。」

「うん・・・。(?)」



それからまた何日かが経った

ハルと京子ちゃんが何者かによって暗殺された



「2人共・・・守れなくてごめん・・・・。」

「ボス・・・・。」

「!」

「ぇ。あぁ、髑髏か。どうかしたの?」

「ごめんなさい・・・。私がついていながら・・・。」

「髑髏は悪くないよ。」

「ボスはとても暖かいのに私はとても冷たいの・・・。」

「・・・・・。」

髑髏はオレなんかが想像できないほどの辛い仕打ちをうけたとリボーンが言っていた

それはオレにはとうてい理解も出来ないとも言っていた



骸もそうだった

エストラーネオでの人体実験

聞いたってどれだけ辛かったのかは計り知れない

でもだからって向かい合わずに目を反らすのも嫌だ

「ねぇ、髑髏。」

「?」

「守護者は楽しい?」

「うん・・・。こんな私を必要としてくれてる。」

「・・・・・必要だよ。髑髏も骸も大切なオレのファミリーだ。」

「必要・・・・大切・・・・。うれしい。」

おかしい髑髏を普通にする方法

髑髏を助けるには居場所を創ってやればいい

そのためにもおれはボスになったんじゃないか



「・・・・・凪。」

「!!」

「ずっとオレの傍にいてね?」

「ボスがそういうのなら従う。」

ニコッ

久しぶりに笑顔を見た





オレが髑髏の力になれるのなら・・・






私だけのボス・・・・

あぁ、やっぱり殺しておいてよかった・・・







「私、霧の守護者として頑張るわ。」

「うん。頼りにしてる。」



2人は笑いあった



髑髏はおかしくなんてなかった・・・・?



オレの勘違い



「ごめんね、凪。」



「?」

ボスは何故謝るの?

私の方がもっと酷い事してるのに・・・・

あの2人を殺したのは私なのに・・・・










疲れた〜

髑髏ちゃんはかわいいねーwww

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