TOS-R
□歪んだ愛、純粋すぎる心。
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※ラタとエミ双子設定
ラタトスクが病んでます。苦手な人は読まない方がいいです。
「おいエミル、どこに行くんだ?」
最近、エミルが一人でよく出かけるのは分かる。
……ドコに行っているのかも。
「…えっと…また……その…散歩に行ってくるよ。」
言葉につまりながら、目を泳がせているのは嘘をついてる証拠。
それが可愛いところだが、同時にイライラがつのる。
「……どうせまたあいつの所に行くんだろ。」
「ちっ!ちが……違うよ!ラタトスク何言って…」
顔を真っ赤にして否定する。
そんな顔で言っても説得力ねーっつーの!!
カチンときた俺はすくっと立ち上がり、エミルに近づく。
「……っ!……ラ…ラタトスク?」
頬に手を当てるとビクッと反応する俺の片割れ。
俺たちは二人で1つだろ…?
お互いを一番に想わないといけないんだよ!
何で俺だけが愛して…お前はあいつ(リヒター)を愛すんだよ!