TOS-R

□かぼちゃとお菓子と魔女っ子と。
1ページ/4ページ




「エミル!見てみてっ!アイテムを買いに行ったら、こんなの見つけちゃった!」


今日の買い出し当番だったマルタが、買い物から帰ってきて早々、買ってきたアイテムと一緒に何やら僕に見せてきた。



「………?これ、どうしたの?」

マルタの勢いにおされ、思わず目を丸くしてしまう。


「だからっ!お菓子!今日ハロウィンでしょ?お店で色々売ってたから、思わず買っちゃった!」

てへっと笑いながら見せてきたものには、ハロウィンならではのかぼちゃの形をしたたくさんのお菓子や、なぜか仮装衣装まであった。


「やれやれ……マルタ様、盛大に無駄遣いをしてきましたね……」

少々呆れ気味のテネブラエ。


「もう…今日くらい良いじゃない、テネブラエ!1年に一回なんだよ!ね、エミル!」


「うっ……ぅん。少しはガルドも余裕があったし…今日くらいはいいんじゃないかな……?」

僕もちょっと買いすぎじゃないかとは思ったけど、せっかく買ってきてくれたのに文句なんて言えなかった。


「さっすが私のエミル!大好き!」


そういってマルタは僕に抱きついてきた。

「ちょっ……マルタ………!」

 
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ