異邦ノ彼女
□3戦
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「ゆけ駒共よ!」
「行くぞ野郎共!!」
『……帰りたい』
あ、どうもこんにちは、前回で改名しました紫苑です。
ちなみに今何をしているかっていうと…勘のいい人は分かるかもしれませんが、バトル真っ最中です。
こっちで言うとイクサだったっけ。
何で元親から炎出てるのメラメラの能力者か何か?
向こうの緑兜はピカピカの能力な訳?いやピカピカの実はボルサリーノが食べたからあり得ない…(大混乱中)
「隙あり!」
ガキンッ
「なっ…!?」
「隙があるから当たるとは限らないのよ、ボーヤ」
はぁ…この殺気とか当てられたら一気に冷静になる癖、直らないかな…無理かな、やっぱり。
いやデメリットとかじゃないんだけどね、何か物悲しくなるだけで…
「全くもう…トップならトップらしくもうちょい指揮取るとかしなさいよあの馬鹿」
「アニキは出たがりっすから」
「それで済む話な訳?もう、しょうがないからアタシ達も前に出るわよ!」
「了解です姐さん!!」
とりあえず作戦とか以前に『今日戦あるから』としか言わなかったどこぞのお馬鹿をぶん殴りに。
え、加勢?勿論死にそうになってたらするわよ、その後ぶん殴るけどね。
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「はぁぁぁぁ!!」
「っるぉぉぉおお!!」
バキィィィイイッ
「「あ」」
ボチャーンッ!
えー、今何があったかと言いますと。
元親と相手(多分向こうの大将)が一騎打ち、大技がぶつかり合って余波が船直撃。
それでただでさえ崩れそうだった足場が見事にジャンクと化し、2人はクソ重い武具やら着てるお陰でブクブクと………
「あんのバカ大将ぉぉぉぉ!!」
ドバシャァァァァン!
「姐さん!?」
形振り構ってられるか!
邪魔になる物は全部取っ払ってシャツとホットパンツのみで海に潜る。幸い2人共、咄嗟によく出来たと思うけど武器も放って来たらしい。
とりあえず元親の確保をして……迷った末、もう1人の方も首根っこを掴んで水面を目指す。
多分、元親は敵だとしても無闇に殺しはしないと思うから。
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