・短編I・

□千聖が愛理に媚薬を飲ませたようです
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自分の家族が変な奴等だって自覚はあったけど、母親からあげるって渡されたものが媚薬だった日にはまじで頭おかしいんじゃないかって思った。
それで普通に受け取っちゃう千聖もバカじゃないのって感じなんだけど。
興味があるかないかで言われたらあるし。
しかも媚薬って都市伝説的なとこあるし。

ちょっと試してみよっかなって思うのは仕方ないじゃん。
まじで効果あるとか思ってないし。
でも自分で使うのは嫌だし。
まぁ、メンバーに使おうってなるじゃん。

で、たまたま愛理が同室だったのだって、なんかしらの運命だったのかもしんないよね。






地方でのライブが終わってホテルについて、部屋分けをして部屋について、すぐに媚薬入りの水を愛理に飲ませた。
おふざけ半分でにやにやしながら。
まぁ5分経ってもなんも変わんないし、ネタばらしでもしよっかなーって思って愛理に話しかけた。

「愛理、媚薬って知ってる?」

「媚や…ってなにいってんの!!」

いきなり顔真っ赤にさせるからやっぱ愛理もこういうこと知ってんだなぁとか思う。
当たり前だよ。
アイドルっつったって二十歳だよ?
知識くらい充分すぎるくらいあるって。

「そんな恥ずかしがんなくてもいいじゃん」

「い、いきなりすぎるんだよぉ」

「はいはい。んでさ、あれ、本当にあると思う?」

「へ?いや、んー……あれって『そういうもの』って思ってるから、そういう気分になっちゃうものなんだと…思うけど…」

「そういう?どういう?」

「もうっ!からかわないでよ!」

「うははっ!まぁ、だよねー、つまり!」

「つ、つまり?」

「実際そういう効果はないんだよね?」

「って思ってるけど…」

「じゃあ、愛理に飲ませてもだいじょーぶってことだな!」

「………へ?」

「飲ませてもだいじょーぶってか、もう飲ませたんだけどね」

「………えっ、へっ?」

「さっき千聖があげた水、媚薬入れてたんだよ!」

ガハガハって笑いながら告げる。
なんでそういうことになったかってことも含めて説明。
愛理はだんだん怒ったように真っ赤になって、『なにすんだよぉ!』とか言いながらお風呂に向かった。

この時は、あんなことになるなんて、まったく思ってもみなかったんだ。



――――



愛理はもともと長風呂だけど、なんかいつもより遅いなって感じがした。
あと10分出てこなかったら様子見に行こう。
そう思って5分くらいだったか。

パタンって音がして洗面所のドアが開いた。

「愛理ー、遅かっ……」

千聖はなんも言えなくなった。
だって、だって。

「ちさと…た、たすけてっ…」

「え、ちょ、ま、まっ」

「おふろで…じぶんで…何回もしちゃったのっ…」

「し、したっ?なにっ?しゃ、シャンプーっ?」

「でもぜんぜん…足りないっ…!」

出てきたのは、バスタオルを体に雑に巻いてる愛理。
目のやり場とかないし。
てか、てか!エロいし!!
なんか言ってることも全部エロいし!!

「ちょ、まず!まず服着ろ!?」

「ちさとのせいだよ……責任、とって…?」

ベッドにいる千聖とバスタオルを捨てて近付いてくる愛理。
千聖も冷静に考えてベッドから降りればよかったのに、そういうの考える前に愛理に捕まった。

腕を掴まれて、逃げられなくなる。
愛理は千聖の手を取って、自分の胸に持っていかせる。
少し触れただけで、凄かった。

「ぁんっ…ゃ…ふぁ…!」

千聖の手を自分の胸に擦り付けて、愛理は確かに感じてた。
目をつむって、エロい声をあげて。
しまいには、アソコに手を伸ばして。

ぴちゃ、ぴちゃって、エロい音が部屋の中に響き渡って、ここがどこだかわかんなくなる。
愛理が一度大きくビクンと跳ねた。
たぶん、イった。
さっきよりずっとエロい顔をして、千聖を見てくる。
それがだんだん近付いてくるもんだから、千聖はすげぇドキドキしてた。
心臓ばくばく。
愛理って、こんなにエロかったっけ。

「ねぇ、ちさと……して?」

この愛理にこう耳元で言われて、しないやつって、たぶんいない。
だって一番しなさそうな千聖でさえしちゃうんだよ。

頭にがーっと血がのぼって、愛理を押し倒す。
なんか嬉しそうな顔してる愛理にちょっとムカついて、よくやり方とかわかんないけど、とりあえず乳首を口に含んでみた。

「ひゃっ…!」

ビクッて。
舌を少しでも動かすとビクビクする愛理に、なんか嬉しくなったし、なにより興奮した。
楽しくなって右、左、と舐めたり転がしたり指で弾いたりを繰り返してたら、愛理が腰をうねらせてるのにようやく気づいた。

「ほ、欲しいの?」

どもってしまったのが恥ずかしかったけど、そんなことをいちいち気にする余裕はなかった。
愛理の顔をじっと見つめてみると、さっきより何倍もエロい顔。
たぶん、これが欲しがってる顔って言うんだろうな。
なんて思いながら、思って、思ってから、ちょっと怖じ気づいた。

だってアソコってめっちゃ大事なとこだよ?
千聖なんかが触っていいの?

なんて葛藤してる千聖なんて知らずに、なかなか動かない千聖に痺れを切らしたのか、愛理が千聖の手を掴む。
そして自分の口許まで持っていって、なにすんのかなとか思ってたら、ぱくっといかれた。

「うっあ…」

嫌悪感から出た声じゃない。
なんか、なんていうか、エロすぎて。
千聖の指をしゃぶって、舌を出して舐めて、これ、エロすぎる。

「ちさと…ちょーらい?」

とどめはこの台詞。
理性が飛ぶってこういうことなんだなと思った。
愛理の唾液でべとべとしてる指を、愛理のアソコにあてがう。
心臓ばくばく。口から出そう。
一呼吸おいて、人差し指を入れた。

「んあぁっ…!」

「うわっ…すげ…」

予想を遥かに越えて濡れてた。
濡れてるって表現じゃ温すぎる。
大洪水。これに限る。
だって、指入れたらめっちゃ愛理の愛液が溢れてきた。

「もっと、っ…ゆびっ」

「お、おう!」

続いて中指。
入れた瞬間、愛理が飛び跳ねた。

「ふぁぁあっ!!」

「い、イった?」

早すぎてびびる。
てかまだなんもしてないし。
ちょっと物足りないというか。

「イっ…た…けど……ちょーだいっ…動かして…!」

よっしゃ来ました!!
って感じで、千聖は張り切って愛理の中に入ってる二本の指を動かし始めたんだけど。
あのね、なんかね、動かす度に愛理がイくの。
まじ心配になるくらい。
案の定、『ちさっ、し、しんじゃうよぉっ!』って言い始めたから、ちょっと止めてあげた。

「はぁっ…はぁっ…」

「だいじょぶ…?」

「ちさと…」

落ち着いたのかな?
あれ、もしかして愛理が落ち着いたら千聖怒られるんじゃね?
いやでも今回は怒られても仕方ないな。
全面的に千聖が悪い。

「ちさとも…ほしいでしょ?」

って、え?

「あいりにばっかしさせてごめんね」

「え、や、ちょっ」

「ちさと、舐めてあげる」

えっろい。
まじで。
てか、待ってよ。
やばいって。
焦ってるうちに押し倒されてるし。
脱がされてるし。
てか千聖抵抗できてないし!
むしろ脱ぐの協力してるし!

「んふ…濡れてる」

「あ、当たり前だろっ!てか見んな!」

「ん、ごめんね」

そう言って、髪の毛を耳にかける姿に少し見惚れた次の瞬間だった。

「あっ!やっ!だ、だめっ!あいりっ!やっ…!」

感じたことない刺激。
それがもう、休みなく与えられて。
正直愛理のエロい姿で興奮しまくってた千聖は、愛理の舌ですぐイかされた。

「ちさと、はやい」

「うっせ!てか千聖はいいの!愛理まだ足んないんでしょ!」

誤魔化すように言ったんだけど、その通りみたいで。
うん、って綺麗に微笑んだ愛理は、千聖の手を自分のアソコの下に置いて、そこに腰を下ろした。
そんで、自分で上下運動を繰り返して、千聖の上で喘いで。
それがもう、この世にこんなエロいものがあっていいのかってくらいエロくて。

千聖は男の子に生まれ変わったら、愛理に騎乗位されたいなと思った。

「はっ、い、イくっ…!ちさとっも…!うごかして…!」

そりゃ動かしますよ。
めっちゃくちゃ激しく。
愛理を気持ち良くさせるために。
こんなに愛理を可愛く感じたの、初めてだな、なんて思いながら。
今までより一段と激しく仰け反った愛理は、やっぱり千聖が知る限り世界一エロかった。





「…てか、付き合う?」



「……うん」



end

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