・NOVEL(短編)・

□みんなの王子
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「ゆうたん!こっち来て!」
「はい、りなしゃん!今いきましゅー。」
「ゆうちゃん!こっちにも来てよー!」
「ぁい!!」

・・・なんなんだこの状況。
ネギまメンバーで飲みに行く事になった。
用事があった私は遅れてきたのだけど・・・。

「ちょっ!利奈ちゃん!どーゆー状況よ!!」
「いやぁそれがね、ジュースって言ってお酒を飲ましたらこんな可愛くなっちゃいました☆」
「なっちゃいました☆じゃなーい!!」

日頃から何かやらかすんじゃないかと思っていたら・・・!
ふとゆうちゃんの方を見た私は衝撃の場面を目撃した・・・。

「ゆうちゃん・・・好きっスよ!」
「りょうこちゃん、わたしも好きですぅ・・・。」
そう言ったゆうちゃんはなんとうりょっちにチューをしたのだ!!

「あぁ!!ずるい!うりょっち!ゆうたーん私もー!」
「ぁい!」

私は愕然とした・・・。ゆうちゃんの可愛さに・・・。って違う!!

「こら!ゆうちゃん!何やってんの!?」
「のなかしゃん・・・。なんかぁ、たのしーんです!」
「楽しいじゃないでしょ!ってこらゆうちゃん!それお酒だって!」
「あははぁ・・・のなかしゃんあいしてます!」


はい?
普段、好きとも言えないゆうちゃん・・・。それをこんな簡単にそれ以上の事を言わせてしまうとは!
恐るべし酒の力・・・!!

「ゆうたーん!私は!?」
ゆうちゃんの宣言でポカンとしていた周りの人達は(主に利奈ちゃん)一斉にゆうちゃんに問い詰め始めた。



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