アンケート小説
□鬼ごっこ、隠れん坊
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好き、好き大好き――君を誰より愛してる。
手に入れたくて仕方ない――テニスしかなかった俺がやっと見つけた大事な光。
お前の唯一になれるなら・・・どんな苦難も苦ではない。
だけど君には皆が同じで、君は皆が大好きで。
奪って拐ってしまえたら・・・しかしお前の涙は見たくない。
傷つけたくはありません、でももっと深くを知りたくて――こればっかりは止まりませんね。
周りなんかは関係ない――君が俺には必要で。
だけど、そんなこといってらんねぇし・・・あぁ畜生!!いっそ本当の悪魔になれたら楽だよなぁ。
天才的な俺様もこればっかりはお手上げだぜ。恋の妙技があったらなぁ。
君を思うその気持ち。大切だから、隠れん坊。
騙すことならお得意じゃしの――しかしこれもいつまでもつかのう?
周りを気遣うお前だから、負担にだけはなりたくねぇんだ。
好き好き大好き、本当は抱きしめたい思い。隠して閉じ込め、雁字搦めのぐーるぐる。
ねぇ、それなのに・・・
「これはいったい何事だ!!!??」
俺たちはなけなしの理性を試されているのですか?神様。