†第1章†

□RED in Quatre .
1ページ/6ページ

バイトは少しお休みさせてもらった。
(迷惑掛けるかもなので)

ずっと家に閉じ込もってても意味ないだろうけど、何か動きが出るまで謹慎中です。

カロルさんはキャトルの情報を集めていて、私はソファの上でヴィオレを撫でていた。


[ルージュ、暇だよぉ…]
(ヴィオレ;大鷹なんて街飛んでたら大騒ぎなんだから!)
[えー、この世界なら大丈夫だよぉ、]
(そうかも…けど!スペードの一員として認識されてるんだから捕まっちゃう!)


ヴィオレと他愛無い会話をしていると、カロルさんが席を立った。

「ルージュ、何か買ってきて欲しい物は?」
『あ、私も買い物行きたいッ!』

カロルさんが白衣を脱ぎ帽子をとったので、私もすぐ立ち、同行を願い出た。

「駄目だ、連れて行かれたらどうする…」
『カロルさんと一緒なんだもん、大丈夫!』
「…目立つ事するなよ」

『う、うん!変装して行くし、カロルさんもスペードなんだから狙われるのは一緒でしょッ』


必死で説得して、久しぶりの外出許可!

「私は内側だから拉致の心配は無い、ルージュは顔見られただろう…」
『緑のコンタクトも入れて行くよ。後シークレットブーツ!』

「まぁ5日ぶりだし、な」



ヴィオレはお留守番なので、ノワールを抱き、家を出た。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ