ジャンク・シープ1
□3.名付けられた羊
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あたしは、言葉を失った。
目の前にあるのは、ニッコリと笑う和の顔。
今、何て言った?
あたしの聞き間違いかな?
今、夜盗…って……
和「久遠さ―ん?」
目の前で手を振る二宮和也。
和「ありゃりゃ、気絶しちゃった」
翔「ええ!?んなわけないでしょ!」
潤「んだよ…ホントにコイツで大丈夫なのかよ」
智「お―い!君〜」
雅「久遠ちゃん!しっかりして―!」
目の前にいるのは5人の男たち。
和の言葉がリプレイする。
夜盗の…お仕事……
「………夜、盗……」
「「「「「そう!」」」」」
揃った5人の声。
シレッとした顔。
それからやっと理解する。
「や、夜盗っ!!!?」
頭がパニックを起こしてる。
*