小説
□騒がしい毎日
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これはまだ二匹がギルドに居た頃の話。
「ああ、もう!ティナ可愛いなぁ…!首周りとお腹の毛なんかモフモフ!モフモフ!」
「ちょ…やめ…っピカチュウ……く、くすぐった…」
二匹がじゃれあっているそばで、野次馬が多数。
「キャー!あの二匹ったら可愛いわ!」
「それにしても…」
「積極的だなピカチュウ♪」
「うわぁー…」
「親方様…」
「ガン見してるな…グヘヘ」
「でも、そんな親方様も素敵ですわ、キャ♪」
「モッフモフ〜♪」
「ちょ…やめ……止めろっつってんだろ!!」
「ごふっ…」
ティナのチョップが空を切り、ピカチュウの頭に直撃した。
しばらくゴロゴロと悶えていたピカチュウだが、やがておとなしくなって静かな寝息が聞こえてきた。
「はぁー……まったく…どういう神経してんだよピカチュウ…」
「あらら…」
「やっぱりティナの方が強いみたいだね〜」
「そこっ!覗き見してんじゃねぇええ!」
「やばいですわ!?;」
「早く逃げろ!!;」
『わぁーっ!!』
「ったく…明日も早いのに…
ふわぁ……ねむ、…寝るか…」
そして夜の騒ぎも含め、今日の疲れを取るべくティナも眠りにつくのだった。
(騒がしい毎日。)
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