小説

□思い出話
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「なつかしいねぇ…」

「ね」

「おや、何の話をしているんですか?」

「ん、あぁ〜昔の思い出?」

「昔ったってそんな昔じゃないでしょ。…だいぶ前の話?」

「うん。もうそれでいいや。あのね、私達がライボルトに襲われた時の事。」

「ああ、あの時ですか…」

ヨノワールは思い出した。そういえば二人を助けたりもしただろう。

「正直、あの頃の私は黒歴史なので早く記憶から消し去って欲しい気がしますが…」

その言葉を聞いたティナ達の目が光る。
しまったと思った時にはもう遅く、ティナ達は次々とヨノワールの言った台詞を思い出していった。

「〔隠れているのはわかっています。でてきなさい!〕」

「ドクローズ初見の時だね」

「え、ちょっと、ま、マジで止めてくれませんか?死にたくなるんですがああぁああ!!」

「〔ええぇーー!…に…人間ー!?〕」

「私が人間だってバラした時」

「ちょ、タンマタンマタンマ!!!え!?何これ!何これ!?」

「ヨノワール顔真赤だよ。大丈夫?」

「うわぁ!だ、大丈夫ですからそんなに顔近くしないでください!」

「うわー。ヨノワールが取り乱すなんて珍しー」(ニヤニヤ)


「ちょっとピカチュウさん!?何ニヤニヤしてるんですか!!」

「〔別れるのはまだ早い!〕」

「〔お前達にも一緒に来てもらう!〕」

※キメ台詞

「うああぁあああぁぁああ!!!ちょお、マジで止めて下さいって!!恥ずかし過ぎる!!!!」
「まあまあ…。でさ、ライボルトが向こうに行って出て来たじゃん?アイツら」

「ああ、はい…」

「ぶっちゃけ私すっごい居心地悪かったんだよ。私1人抜いて後全部男じゃん?内心この状況はヤバいと思ったもん」

「あ、まあ確かにねー」

「アイツらなつかしいね。見たら取り敢えず一発ぶん殴るけど」

拳を固めるティナ。

「それなら僕も一発殴りたいな」

にこやかにピカチュウも拳を握り締めた。

「えーと…お話中失礼しますが。そのドクローズさん達あそこにいる…」
「おっしゃあああぁあああ!!」

「おとなしく殴らせろおおおおおぉぉおお!!」
「ええぇええぇえええ!!!??一体なんなんだお前らは!?」

「つーか、お前キャラ変わってね!?」

「ふっ。女は子どもを生むと変わるもんなんだよ!!」


「はぁ!?お前子ども生んだのかよ!?」

「生んでないけどぉお!!!」

「なんじゃそりゃあああぁあああぁぁああ!」

こうしてドクローズに殴りかかったティナ達。後にはドクローズの変わり果てた姿だけがあったという。




(いたたたた。お前本気で殴りやがって…)
(さあ、もう一回戦!)(やるかボケェ!!)





 

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