紅姫
□後悔
2ページ/7ページ
『う〜〜……よく寝た…かな?』
時計を見ると昼の1時40分
…結構寝たね;;
昨日は5時30分に寝てんだし……
美咲はベッドから重たい腰を下ろし、お腹が減ったので台所に向かおうと思った
そして足を床においたとき
ズキッ
『いっつ…!』
あっ…そうか昨日わたし足くじいてたんだっけ……
足を見ると赤くは腫れている
なんか悪化してね?
『あとで湿布張り替えとこ……』
ひょこひょこ歩きながら下に向かった
『う〜〜……痛い〜〜……』
手すりを持ちながらケンケンして下に行く
そしてなれないことをしていたせいか、下のほうで足をずるっとすべらせ
『狽、おぉ!!!』
ズッターーン!!
階段から見事にずり落ちた
『いった〜(涙)』
腰をさすりながらも涙目で台所に向かう
『あ〜〜…痛い…まじで痛い…』
それもいうのもあいつらのせい♯♯
あー…まじで一発だけでも殴ればよかった♯♯
でも、そう思っていても出来ないのが現実。冗談半分なら軽くいけるけど、いざ喧嘩となったら殴れない。
昨日みたいに自分の身を護らなきゃいけない場合のときもできない…
『正当防衛もできなくなっちゃったな……』
自分の手を見て呆れて笑ってしまう
かつての紅姫も今はこんな臆病者になっちゃたんだね
ほんとに笑っちゃう……
そんなことを思いながらチャーハンを作ろうと思い、包丁をとりだし、野菜を刻んだ。
ボーッとしていて、違うことを考えていたせいか
切るところを少し間違えてしまい
『痛ッ!!』
指を切ってしまった
『あ〜…やっちゃった;;』
指を見ているとじわじわと痛みがきて見た目はたいして切れていないが血がなかなか止まらない……
ドックン
血……
嫌だ…
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ!!!!!
『うっ!』
わたしはそのままトイレに走り
『ガッ…はっ……!!』
はぁはぁ……
ヤバイ…またもどした…
。