紅姫
□旅館生活1日目
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『ねィ土方さん…』
『なんだ』
いつもより声が低い。
なんか怒ってんなコイツ……
『ムカツク……』
『…何がだよ』
『アンタのときは謝って俺は無視かよ』
『……』
『土方さんは美咲のことを好きじゃないんですよね?』
『……あぁ』ズキッ
まただ…また胸が苦しくなってきやがった
鬱陶しいんだよ…
いい加減にしやがれ俺の心――……
何が苦しいんだよ
意味わかんねー
『じゃあ――――』
『絶対死んでも……手ぇだすんじゃねー』
『……わーってるよ』
ニコッ『安心しやした。じゃあ帰りやしょうやそろそろ夕食だし』
そして俺たちは夕食を食べに行くことにした
。