紅姫
□旅館生活1日目
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俺は自分の顔が赤くなっていくのがすぐにわかった。
だって…
こいつ…
格好は浴衣で、微妙に胸元も少しチラッと見えていて髪も濡れていて頬も風呂上り特有のせいで赤くなっている
そのせいでいつもと違いセクシーに見える
確実に2人ッきりだったら押し倒してるだろーな……
『はっ!!』
今俺がこんな状態なんだ土方のクソやローなんか……
俺は土方のほうを振り向いた
ポー……///
赤くなってやがる…♯♯
土方は美咲に見とれて自分の世界に入っていた
美咲を見て赤くなっていいのは
俺だけなんだよ♯♯
ギュッ
俺は足の指を折るつもりでおもいっきり踏みつけてやった
『痛っ!!!』
やっと正気に戻った土方は
すぐに総悟のほうを振り向き怒鳴り散らした
『痛ってーな!!!何すんだテメー総悟!!!』
2人は足の踏みあいをしていた
『うるせー自業自得だぜィ』
『なんでだよ!!!!』
『死ね。蒸発しろ』
『無理に決まってんだろう!!!』
『ねぇ』
『じゃあマヨネーズにまみれて窒息死しろ』
『本望だァァァ!!!』
『ねぇってば』
『じゃあ今すぐ窒息死してくだせぇ』
『なんでオメーの言うこと聞かなくちゃいけねえんだよ!!』
『俺中心に世界が回っているから』
『黙れ自己中!!!』
『…ねぇ』
『だいたい前から言おうと思ってたけど俺の目の前でなんでもかんでも食べ物にマヨネーズぶち込まないでくだせぇ。』
『なんだと!!テメー俺のことを言うのはいいがマヨネーズのことを悪く言うのは』
『わかりやした。死ね〜土方〜死ね〜死ね死ね死ね死ね死ね〜』
ブチッ『うぜーーんだよぉぉ!!!!!よーし表にでやがれぇ!!!』
ブチッ
『ねぇっていってんだろぉぉぉぉ!!!!!』
美咲は2人の頭をわしづかみしておでこをぶつけ合わした
ガッチーン
そして2人のおでことおでこがぶつかりあういい音が廊下に鳴り響いた
『『おぉ〜〜……』』
トシと総悟はおでこをおさえ床に崩れていった
『〜〜!!!!!!!』
総悟はそのままでこを抑えて床に崩れてるままだけど
『おぉぉ〜〜こんの野郎〜〜♯』
トシはもとから瞳孔が開いてるのにさらに瞳孔が開かしてわたしをギロッと睨んでくる
『話を聞かないからそーゆーことになるんだよ!!』
少し笑いながらベッと舌を出す
『…///んでなんなんだよ//』
『夕食っていつから?』
『それだけかぃぃ!!!!』
『うん♪』
そんな顔で言われてら怒る気なくすっつーの//
『7時からだよ///』
『そっか☆わかったありがとねトシ!!――あと……おでこやりすぎてごめんね』
わたしはそっとトシのおでこをなでた
ドキッ///
『じゃっ!わたしたちは先に部屋に戻っとくから!!』
『行こっ!みんな!!』
『えぇ♪』
『早く行こうヨ!!』
『うん!』
『…じゃあ僕たちも先行ってますね;;』
『同じく僕も』
そう言ってわたしはみんなと先に部屋に戻った
。