紅姫
□期末テスト開始!!
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『何言ってんでィクソチャイナ。美咲が赤点なんてとるはずねぇだろィ』
『美咲って賢いアルか?』
『もう神だぜ神。だって中学のときなんて学年でトップだったんだぜ』
総悟は得意げに言う。
いや、なんで得意げな顔でアンタが言うの??
『ちょっ!やめてよ!中学のときの話じゃん;』
『じゃあわたし次美咲ちゃんに勉強教えてもらおうかしら♪』
『私もヨ!!教えてヨ!!美咲!!』
『ぼ、僕も…じゃあ英語と数学を。いいかな?』
『へ〜オメー勉強できんのかよ?意外だな。じゃあ俺も今度のテストの時教えてくれよ』
『じゃあ僕もお願いします!!美咲さん!』
『じゃあ俺もいいかな?美咲ちゃん』
みんないっぱい言ってくる。
『うん別にいいよ♪わたしでよければね』
『ムッ♯♯』
総悟の顔は不機嫌になっていく。
ちっ、ミスったぜ。
言わなきゃよかった♯♯
あーもう!!俺ってばほんとバカだぜ♯♯♯
『ニコッ土方さん…♯』
黒く笑いと土方に近付く
『な、なんだよ総悟。』
何かを察した土方は一歩後ろに下がる。
『なんかイライラすんので死んで下せぇ。てか死ねェェェ!!!!!』
『うぉぉぉ!!!!』
土方は必死に逃げてる。
『トシ…大変だね;;』
わたしはポツリと呟く。
『じゃあ止めろォォォォ!!!!!』
土方は必死に叫ぶ。
『やだよ。めんどくさい。』
『なんでぇぇ!!!???』
『いや…気分が乗らないから?アハッ♪』
『アハッじゃねぇぇ!!!』
キーンコーンカーンコーン
『あっチャイム鳴った。』
わたしたちは席に座り筆記用具の準備をした。
後ろでまだ2人は追いかけあってる。
なんかいつもと逆だな;;
ふだんならトシが追いかけて総悟が逃げるのにね
そう思ってみていると
ガラガラ
銀ちゃんが入ってきた
『おーいテメーら座れーって大串君と沖田君以外は皆座ってんな。オイ。てめーら早く座りやがれ。中学生ですか?コノヤロー』
『ちょっ…先生!!頼む!!総悟止めてェェ!!!』
土方は叫ぶ
『先生ちょっと待って下せェ土方殴ったらすぐに席つくんで。』
『おおわかった。早くしろよ』
『なんでェェェ!!??あんたそれでも教師ィィィ!?!?』
トシってかわいそうだね;;
『つーことで早く殴らせろィ!!』
このやりあいも5分ほどしてから(強制的に)終了し、テスト用紙を銀ちゃんはみんなに配布した。
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