紅姫

□入部
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『ねぇ〜妙ちゃ〜ん…着替えたけどこれでいいー??ちょっと見てくれない?』

更衣室からひょこっと顔を出す美咲




『なんでィ俺が見てやるぜ』
総悟が更衣室に近付いてきてドアノブを引こうとしたが 

わたしがそれを許さない


『入ってきたら二度と口聞かないからね』








『ちぇっ』

口を尖らせ
しぶしぶUターンする


あったりまえじゃん;;




『沖田君もほどほどにしときなさいよ。』

フフと笑い更衣室に入ってきた




『美咲ちゃん大丈夫あってるわよvv』

『ほんとっ!?よかったぁ〜』



『さっ!じゃあ初の練習始めましょっ♪』


『うん♪』


ガチャッ

『みんな!おまたせ!それと今日からヨロシクね☆』



更衣室から出た美咲は道着姿だった。



『美咲似合うヨ!!』

『あぁ。すごく似合ってる!!』


『えへへvvありがと九ちゃん、神楽!!』





満面の笑みで2人を見る






そう、わたし今日から剣道部に入ることになりました!!!

剣道部の練習場所は講堂の隣になる広い和室だ



初めて入ったけど広いな〜〜


それに

人生初部活!!うわ〜…めちゃくちゃ楽しみ☆





ちなみに近藤君が部長らしい


風紀委員も部長なのにすごいな〜〜


あと副部長が総悟らしい


てか…

総悟が副部長って…


似合わね〜わ〜

どっちかっていったら下っ端?笑


心の中でバカにして笑っていたら



『誰が下っ端だコノヤロー♯』




……



あれ?

あれ?

あれぇぇ??


ま、まさか


恐る恐る振り向くと


総悟が片手に竹刀を持ちそれを肩においている


そしてそのまま黒く笑いながらわたしを見下ろしていた



『え〜っと…アハハ聞こえてました;;?』



『あぁ。もうぜーんぶだだもれ黒笑』


うわ〜…ちょーやべーよー!!

こいつ黒く笑ってるし!!


も一回ゆっくり振り向くと




まだ見てる〜〜!!!!


『美咲〜〜……お前今からグラウンド10周な』

ポンッと肩に手を置き爽やかな笑みでわたしを見る




『え〜〜っと……今からですか;;?副部長様;;?』



わたしはなんとかそれだけは勘弁してもらおうと思い機嫌をとってみるが


『あぁ、今からだ。それも道着姿のままなニヤリ』


いやーー!!!!

鬼ー!!!(涙)


やっぱりこいつは


サディスティック星の王子だーー!!!!



『せめて5周にしてくれない;;?』


『お願いしますご主人様だろィ?』

サド笑いでわたしをみる総悟…

……
てか



こいつ今…なんつった?


お願いしますご主人様だ?



神様わたしは地獄に落ちてもいいですからマジでこのバカ殺してもいいですか?










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